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【COO代行に聞く】スペシャリストがぶち当たる壁

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士業やコンサルタントといった専門家(スペシャリスト)として独立し、成功を収めることは、多くの人にとっての目標です。

特定の分野に特化することで、仕事の受注機会が増え、業務効率も向上するため、年収800万円〜2000万円程度までは比較的スムーズに到達できます。

しかし、キャリアのある段階で、多くのスペシャリストが共通の「壁」に直面します。この動画では、その壁の正体と、

目次

スペシャリストがぶつかる5つの壁

動画では、スペシャリストが直面する主な課題を5つ挙げています。これらを理解し、早期に対策を講じることが、さらなるキャリアアップの鍵となります。

1. キャリアとモチベーションの限界 専門分野を極めることは素晴らしいことですが、それゆえに「これ以上進化するのが難しい」と感じたり、長年同じ業務を続けることで仕事への飽きを感じてしまうことがあります。

2. 顧客の課題全体を解決できないジレンマ 中小企業の課題は、営業、マーケティング、人事、財務など複合的です。スペシャリストは自分の専門領域外の課題には手を出せず、顧客の抱える問題のごく一部しか解決できないことに、物足りなさを感じる場合があります。

3. 営業機会の減少と短期的な契約 専門領域が狭いほど、完全に合致する案件が限られ、長期的な関係構築が難しくなります。結果として、プロジェクトごとの短期的な契約が中心となり、安定した収入の成長が見込めなくなってしまいます。

4. 専門家から「作業者」へ コンサルティング業務だけでなく、実務的な作業を求められることが増えるのもこの段階です。作業に忙殺されると、時間単価が下がり、本来提供すべき価値の高い仕事に集中できなくなります。

壁を乗り越えるための「スペシャリティを持ったゼネラリスト」戦略

これらの壁を乗り越えるためには、単なるスペシャリストから脱却し、専門性を持った「ゼネラリスト」になることが重要です。これは、自分の専門分野を核にしながらも、関連する領域の知識やスキルを広げ、顧客の課題全体を俯瞰して解決できる能力を身につけることです。

これにより、顧客にとって「部分的な解決策」を提供する存在から、「ビジネス全体の成長を支援するパートナー」へと自身のブランド価値を高めることができます。専門性を失うことなく、支援範囲を広げることで、より高次元の課題解決に貢献し、キャリアの新たな可能性を切り開くことができるのです。

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この記事の監修者

1977年生まれ。福岡県出身。地元のシステム受託開発会社に営業として就職するも東京転勤をきっかけに、当時球団買収などで世間を騒がせていた株式会社ライブドアに2004年入社。斬新な企画によりセミナー事業の収益を大きく伸ばす。

同社退社後、2007年に株式会社びりかんを設立。過去の経験を活かし、ベンチャーや中小企業向けに総合支援代行サービスを開始。業種問わず、マーケティングから営業強化、組織構築、制度再設計、採用改善、業務効率化、システム導入など多岐に渡って支援。「倒産寸前の零細企業をわずか3ヶ月で月商を7倍まで引き上げV字回復」「数名規模のITベンチャーを支援して同じく毎月数千万円の赤字状態から半年で黒字化、わずか5年でマザーズ上場を達成」「地方の中小製造業で幹部育成を行い、各種業務改善をやり続けた結果、創業30年以来の最高益2億円を叩き出す」「SaaS企業でマーケティングと営業を改善しMRRを短期間で3倍にする」など数々の成功実績を持つ

これまでに支援した企業は120社を超え、うち4社は上場を成功させている(株式会社オークファン、株式会社サイバーセキュリティクラウド、株式会社ROBOT PAYMENT)。また、開催したセミナーやワークショップののべ参加人数は3000名を超える。

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