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中小企業の財務課題に、真のビジネスパートナーとして寄り添う ── 財務コンサルタント・清水謙伍さんインタビュー

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香川県と東京を拠点に、中小企業の資金調達・財務改善を支援する清水 謙伍さん。

経営者の「壁打ち相手」として、資金繰り、補助金活用、金融機関交渉から、理念に基づく組織づくりやM&Aまで、企業の成長を幅広く伴走しています。

自身の原体験と現場経験を武器に、勝ち組企業へと導くその支援スタイルとは――。

中小企業支援の最前線で活躍する清水さんにお話を伺いました。

プロフィール

名前清水 謙伍
肩書き中小企業診断士
財務コンサルタント
清水ビジネスパートナー株式会社代表
得意分野資金調達(補助金・融資)
財務改善・資金繰り対策
事業再生・経営改善支援
経営理念に基づく組織づくり
M&Aを含む出口戦略設計
経営者の壁打ち・意思決定支援
得意業界製造業(特に年商3〜5億円程度の中小企業)
サービス業
建設業
地方企業(都市と地方のハイブリッド支援に強み)
HPhttps://shimizubp.com
Facebookアカウント準備中
サービス概要勝った者にしか見えない高みを一緒に見よう」を信条に、経営者の壁打ち相手として、財務を軸に企業の経営課題を整理し、実行支援まで伴走するコンサルティングサービスを提供。
補助金を活用した資金調達や、金融機関交渉、収益改善、経営戦略の立案から組織づくり、M&Aによる出口戦略支援まで幅広く対応。
都市(東京)と地方(香川)を拠点に、双方向の情報流通を通じて、企業の成長と差別化を後押し。
プロフィール・略歴香川県高松市出身。東京理科大学理工学部卒業後、地元建設機械メーカーで生産管理を経験。
2014年に中小企業診断士資格を取得し、TAC講師として指導も行う。
2017年から東京のコンサルファームで事業再生・資金調達支援に従事し、2021年に独立。
現在は東京と香川を拠点に、中小企業の財務改善・成長支援を手がける。
主な実績■ 補助金申請が難航していた香川県の中小製造業の案件を支援。
 → 補助金採択支援・金融機関との関係改善・事業計画策定を実施。
 → 結果として売上が大幅増加、債務超過を解消し、過去最高益を達成。
 → 現在も顧問として継続支援中。
目次

自己紹介と活動内容について

編集者

それでは、まずは自己紹介をお願いできますか?

清水さん:清水ビジネスパートナー株式会社の清水謙伍と申します。
勝った者にしか見えない高みを一緒に見よう」というコンセプトのもと、東京と香川の二拠点で中小企業を対象に財務支援を行っています。
経営者の“壁打ち相手”として、課題整理や解決策の提案を行いながら、現場で実務的に関与するのが私のスタイルです。

編集者

具体的にはどのようなサービスを提供されているのですか?

清水さん:具体的には、資金調達や資金繰りの改善、金融機関との交渉、事業計画の策定などを通じて、企業の成長をサポートしています。

「現在の仕事」を選んだ理由

編集者

清水さんが今の仕事を選ばれた理由についてもお聞きしたいです。

清水さん:原点は、父の会社が倒産の危機に陥った幼少期の経験です。
金融機関の支援で会社が再生したのを間近で見たことで、経営者が抱える悩みや金融機関との関係に興味を持ちました。
そこから中小企業診断士の資格を取得し、コンサル会社で経験を積んだのちに独立しました。

得意な支援領域と業界について

編集者

これまでのご経験を活かして、特に得意な支援分野はどこですか?

清水さん:最も得意とする支援分野は、資金繰り改善資金調達(融資や補助金)、そして金融機関との交渉を含めた事業計画の策定です。

編集者

どのような業界や企業規模の支援を得意とされていますか?

清水さん:支援しやすい業界・企業としては、製造業を得意としていますが、建設業やサービス業など幅広くご支援しています。
特に、企業の規模としては売上3億円から5億円程度の成長段階にある中小企業の支援に強みを持っています。

「これなら負けない」専門性

編集者

ご自身の中で「これなら誰にも負けない」と思える専門性は?

清水さん:私の一番の強みは、東京と香川という二拠点で活動していることから生まれる、多角的な視点での情報収集能力です。

都内の金融機関は組織が大きく、システム化されているため、なかなか本音ベースの「生の情報」を得るのは難しいのが現状です。
一方で、地方では関わる人の数が限られている分、金融機関の方々と深い関係を築きやすく、より本質的な話を聞くことができます。

私はこの地方で得たリアルな知見を、都内の企業の支援に活かしています。
例えば、都内の案件について「もし地方の銀行だったら、どう判断するか」といった客観的な視点を取り入れることで、他では得られない深い洞察に基づいた、精度の高い戦略を構築できるのです。

この強みは、最初から狙っていたものではなく、二拠点で活動する中で自然と身についたものです。
この独自の立ち位置こそが、競合他社にはない私の最大の武器だと考えています。

印象的だった支援事例

編集者

これまでの支援で、特に印象に残っている事例はありますか?

清水さん:かつて、香川県の中小企業診断士協会からのオファーで、ある企業の支援に入ったことがあります。
その企業は、他のコンサルタントとの間でトラブルを抱え、事業が滞っていました。
私が担当することになったのは、いわば「炎上案件」の火消しでした。

しかし、実際に支援を始めてみると、非常に優秀な経営者様で、補助金申請や金融機関との交渉、事業計画の策定などを二人三脚で進めていきました。
その結果、支援開始から売上が約7,000〜8,000万円だったのが、2.5億〜3億円近くまで成長し、さらに赤字経営から脱却して2年連続で過去最高益を達成されました。
支援開始時に債務超過だった状態から脱し、健全な財務体質に戻られたことが、私にとって最も印象的な成功事例です。

成果を出す関わり方

編集者

素晴らしい成果ですね。
そうした結果を出すために、どんな関わり方を意識されていますか?

清水さん:成果を出すために徹底しているのは、「できることは何でもやる」という姿勢です。
契約が月1回のオンライン打ち合わせだったとしても、企業の成長に必要だと感じれば、1週間後や2日後にも打ち合わせを設定します。

これは、コンサルタントとして目に見える成果を残すためには、それぐらい深く関わることが不可欠だという私の価値観に基づいています。
経営者の方々と密なコミュニケーションをとり、徹底的に伴走することで、確実な成果を目指しています。

今後の取り組み

編集者

今後、取り組んでいきたいテーマはありますか?

清水さん:今後、より力を入れていきたいのは、私の支援サービスを出口戦略まで含めて完成させることです。
単に事業を成長させるだけでなく、M&Aや事業承継といったイグジットまで見据えたサポートを強化していきたいと考えています。

そのために、私自身も不動産や金融商品に関する知識をさらに深め、役員報酬の設定や資産価値の試算といった、経営者個人の資産形成まで踏み込んだ設計ができるようにしていきたいです。

支援スタイルをひと言で表すと?

編集者

では、ご自身の支援スタイルをひと言で表すと?

清水さん:「ビジネスパートナー」です。
中小企業診断士として「先生」と呼ばれることもありますが、私はあくまで経営者の方にとっての「ビジネスパートナー」でありたいと考えています。
結果にコミットし、徹底的に伴走することで、共に成長できる関係性を築いていきたいと思っています。

読者へのメッセージ

編集者

最後に、読者の方へのメッセージをお願いします。

清水さん:経営者の方には、家族、友人、社員といった身近な人以外に、本音で相談できるパートナーが必要だと考えています。
利害関係や忖度なく、本当に会社のことを話し合える存在が、成長には不可欠です。

もし今、事業の成長に悩み、「本当にこのままでいいのか」と誰にも相談できずにいるなら、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの課題をクリアにし、スッキリとした気持ちで前進するためのきっかけを提供できるはずです。

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この記事の監修者

1977年生まれ。福岡県出身。地元のシステム受託開発会社に営業として就職するも東京転勤をきっかけに、当時球団買収などで世間を騒がせていた株式会社ライブドアに2004年入社。斬新な企画によりセミナー事業の収益を大きく伸ばす。

同社退社後、2007年に株式会社びりかんを設立。過去の経験を活かし、ベンチャーや中小企業向けに総合支援代行サービスを開始。業種問わず、マーケティングから営業強化、組織構築、制度再設計、採用改善、業務効率化、システム導入など多岐に渡って支援。「倒産寸前の零細企業をわずか3ヶ月で月商を7倍まで引き上げV字回復」「数名規模のITベンチャーを支援して同じく毎月数千万円の赤字状態から半年で黒字化、わずか5年でマザーズ上場を達成」「地方の中小製造業で幹部育成を行い、各種業務改善をやり続けた結果、創業30年以来の最高益2億円を叩き出す」「SaaS企業でマーケティングと営業を改善しMRRを短期間で3倍にする」など数々の成功実績を持つ

これまでに支援した企業は120社を超え、うち4社は上場を成功させている(株式会社オークファン、株式会社サイバーセキュリティクラウド、株式会社ROBOT PAYMENT)。また、開催したセミナーやワークショップののべ参加人数は3000名を超える。

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