MENU

「共に考え、共に進む」—— PMI支援で企業成長を後押しする経営コンサルタント・後藤俊輔さんに聞く

  • URLをコピーしました!

M&Aは「ゴール」ではなく「始まり」──。


企業買収が急増する中、見落とされがちな“買収後”の組織統合に特化し、数々の現場で成果を上げてきた経営コンサルタント・後藤 俊輔さん。

自身の失敗と実践に裏打ちされたノウハウをもとに、クライアントと「共に考え、共に進む」スタイルで企業変革を支援している。


本記事では、後藤氏の専門性、支援スタイル、印象的なエピソード、そして読者へのメッセージまで、深く迫る。

プロフィール

名前後藤 俊輔
肩書き一般社団法人日本PMIサポート協会 代表理事
PMIコンサルタント
経営コンサルタント
得意分野M&A後の組織統合(PMI)支援
オペレーション統合と業務改善
経営会議の設計・運用支援
若手マネジメント層の育成
製造業における経営企画・M&A実務支援
得意業界製造業(出身業界)、イベント運営、大学発ベンチャー企業など
HP準備中
Facebookアカウント準備中
サービス概要M&A後の組織統合(PMI)に特化したコンサルティングを中心に、経営戦略の策定支援、経営会議の設計・運用、若手マネジメント層の育成など、企業の成長と変革を実現する伴走型支援を提供。
プロフィール・略歴製造業の上場企業で経営企画やM&Aの責任者を務めた後、経営コンサルタントとして独立。
現在は、個人のコンサルティング活動と並行して、M&A後の組織統合を支援する「一般社団法人日本PMIサポート協会」の代表理事としても活動している。
主な実績老舗製造業による若手ベンチャー企業の買収後、幹部退職による混乱を収束
経営会議の設計と運用支援により、意思決定プロセスを改善
若手マネジメント層の育成を通じて、買収先企業の業績向上に貢献
PMI領域における支援実績をもとに、一般社団法人日本PMIサポート協会を設立
目次

自己紹介と活動内容について

編集者

まずは自己紹介をお願いします。

後藤さん:私は京都を拠点に活動している経営コンサルタントの後藤俊輔と申します。
現在は2つの法人を運営しており、1つは個人で経営コンサルティングを提供する会社、もう1つは一般社団法人日本PMIサポート協会です。

この協会では、M&A後の組織統合(PMI)に関する情報発信とコンサルティング支援を行っています。
私の肩書きは、「一般社団法人日本PMIサポート協会 代表理事」および「PMIコンサルタント」です。

編集者

なぜ経営コンサルタントとして独立されたのでしょうか?

後藤さん:もともとは製造業のマネージャーをしていましたが、副業として経営コンサルティングを始めたところ、想像以上に成果を出すことができ、お客様に喜んでいただけたんです。
自分自身も大きなやりがいを感じ、「経営コンサルタントとしてやっていきたい」と強く思うようになりました。

副業を始めたきっかけは、これまでのキャリアで培ってきた経営企画やM&Aの知見を活かしたいと考えたからです。
現場を知りたいという思いから生産管理のマネージャーも経験しましたが、せっかくの知識を活かさないのはもったいないと感じ、副業のマッチングプラットフォームに登録したところ、案件の依頼をいただくことができました。

得意な支援領域と業界について

編集者

どのような支援分野を得意とされていますか?

後藤さん:もっとも得意なのは、M&A後の組織統合やオペレーションの統合支援です。
買収直後の現場はどうしても混乱が起きやすく、組織的な摩擦や人材の流出なども起こりがちです。
その混乱をいかに乗り越え、次の成長につなげるか。
ここに特化して支援しています。

編集者

どのような業界や企業の支援が得意ですか?

後藤さん:得意な業界は製造業です。
これまで京都の優良上場企業で働いてきた経験から、高業績を継続的に出すためのノウハウが身についています。

支援しやすい企業の規模としては、主に2つあります。
一つは中堅・大企業(数百億、100億以上の規模)です。
大企業での勤務経験から、仕組みや人が揃っている環境での経営改善に多くの知見があります。

もう一つはベンチャー企業、特に大学発の企業です。経営顧問として複数のベンチャーに関わっており、この分野の経営支援ができる人材が不足している中で、先駆けて知見を蓄積していると自負しています。

これなら誰にも負けない専門性

編集者

「これは誰にも負けない」と思えるご自身の強みは?

後藤さん:やはり、PMIの現場経験と失敗から得たノウハウだと思います。
PMIは、計画どおりに進まないことの方が多いです。私自身、M&Aの現場で失敗も経験してきました。
その経験から、「つまずきやすいポイント」を事前に察知し、適切なタイミングで介入することができます。

印象的だった支援事例

編集者

印象に残っている支援事例はありますか?

後藤さん:印象的な事例として、大阪の老舗企業が東京の若いベンチャー企業を買収した際の支援があります。
買収完了後に私が支援に入ったのですが、買収された側の会社のナンバー2やナンバー3といったキーマンが次々と辞めてしまうという大きなトラブルが発生しました。

買収側の社長は「これでM&Aは失敗か」と悩まれていましたが、私は毎月の経営会議に加え、若いマネージャーたちにPDCAの回し方や経営の基本をレクチャーし続けました。
地道な支援を続けた結果、業績は上向きになり、今では黒字が定着しています。
買収された側の若手社員たちの職務遂行能力も確実に高まり、将来の経営を担う存在に成長しています。

成果を出すための関わり方

編集者

成果を出すために、どのような関わり方を意識していますか?

後藤さん:私自身が答えを持っていると思い込まない」ことを最も大切にしています。
安易に答えを出すのではなく、あくまでクライアントと一緒に考えるスタンスです。
人から言われただけの答えでは、行動に気持ちが乗りません。自分で考え、誰かと共に考え、決断したことこそが行動につながると信じているからです。

コンサルタントの役割は「答えを与えること」ではなく、一緒に考えて決断と行動を後押しすることだと考えています。

今後取り組んでいきたいこと

編集者

今後、力を入れていきたい取り組みは何ですか?

後藤さん:今後もM&Aは日本で増えていくと予想されますが、買収後の組織統合は非常に難しい局面が多いです。
しかし、この分野の相談相手や成功・失敗事例のまとめはまだ多くありません。

そこで、2025年5月に設立した「一般社団法人日本PMIサポート協会」を、M&A後に困ったときに最初に相談される存在へと育て上げていきたいと考えています。
PMI分野の第一人者として、日本で最初に想起される存在を目指します。

支援スタイルをひと言で表すと?

編集者

ご自身の支援スタイルを一言で表すと?

後藤さん:共に考えて、共に進む」ですね。
これは私の信条でもありますし、クライアントの皆さんとの信頼関係のベースにもなっています。

読者へのメッセージ

編集者

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

後藤さん:経営に悩まれたとき、その悩みを解決してくれるプロフェッショナルを探すことは非常に重要です。
しかし、その前にまずご自身の現状を客観的に捉え、言葉にしてみることに集中してみてください。
ご自身の状況を言語化できれば、必ずあなたを支えてくれる人が見つかるはずです。

もしM&Aがうまくいっていないと感じている方がいれば、まだ失敗と決まったわけではありません。
立て直す方法は必ずあります。
一緒に考えていきましょう。
また、M&Aを検討しているけれど、買収後のことが不安で踏み出せない方もいらっしゃるかもしれません。
M&A後のことまで先行して考えて進める手段はあります。
あなたの会社を成長させるためのM&Aの道筋を、ぜひ一緒に考えていきたいです。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事の監修者

1977年生まれ。福岡県出身。地元のシステム受託開発会社に営業として就職するも東京転勤をきっかけに、当時球団買収などで世間を騒がせていた株式会社ライブドアに2004年入社。斬新な企画によりセミナー事業の収益を大きく伸ばす。

同社退社後、2007年に株式会社びりかんを設立。過去の経験を活かし、ベンチャーや中小企業向けに総合支援代行サービスを開始。業種問わず、マーケティングから営業強化、組織構築、制度再設計、採用改善、業務効率化、システム導入など多岐に渡って支援。「倒産寸前の零細企業をわずか3ヶ月で月商を7倍まで引き上げV字回復」「数名規模のITベンチャーを支援して同じく毎月数千万円の赤字状態から半年で黒字化、わずか5年でマザーズ上場を達成」「地方の中小製造業で幹部育成を行い、各種業務改善をやり続けた結果、創業30年以来の最高益2億円を叩き出す」「SaaS企業でマーケティングと営業を改善しMRRを短期間で3倍にする」など数々の成功実績を持つ

これまでに支援した企業は120社を超え、うち4社は上場を成功させている(株式会社オークファン、株式会社サイバーセキュリティクラウド、株式会社ROBOT PAYMENT)。また、開催したセミナーやワークショップののべ参加人数は3000名を超える。

目次