3万枚以上のチャートを駆使し、「伝える技術」で多くのビジネスパーソンを支えてきた、“セブンチャート仕事術”の安藤 芳樹さん。
広告・マーケティングの現場から構造化思考の第一人者へ。伝わらない苦しさに寄り添い、思考と対話の壁を突破する支援を続けています。
複雑な情報をどう整理し、どう伝えるか――。
安藤さんの実践知と、伝えることへの情熱に迫ります。
プロフィール

名前 | 安藤 芳樹 |
肩書き | 株式会社オフィスミクラス 代表 ビジネス思考整理家/著者 COO代行 |
得意分野 | ・チャートを活用した思考・業務の構造化 ・経営戦略立案 ・伝わる技術・プレゼンテーション技法 ・営業力強化 ・組織改革・社内資料のチャート化 ・思考力・問題解決能力の強化 |
得意業界 | ・広告・マーケティング ・経営コンサルティング ・ベンチャー企業 ・教育・研修 ・製造業、サービス業(企業向け研修・ワークショップ) |
HP | https://www.andoyoshiki.com |
Facebookアカウント | https://www.facebook.com/yoshiki.ando.9 |
サービス概要 | 業務や思考の効率的な整理・構造化をサポートする「セブンチャート仕事術」を基に、企業向け研修やワークショップ、コンサルティングを提供する。 プレゼンテーションや営業力強化、思考力の向上を目的とした研修を通じて、企業や個人の成長を支援している。 |
プロフィール・略歴 | 1957年香川県生まれ、立教大学経済学部卒業。 広告業界でキャリアを積み、讃岐うどんのブランディングや「讃岐うどん巡礼88ヶ所企画」で大きな成果を上げた。 その後、ADKホールディングスで営業マネージャーとして活躍し、独自のチャート活用メソッドを開発。2018年にベンチャー企業で売上2倍の成果を達成し、2022年には「オフィスミクラス」を設立。 現在は、企業向け研修やコンサルティングを通じて、業務効率化と成長を支援している。 |
主な実績 | ・讃岐うどんブランディングを手掛け、全国広告主連盟広告大賞受賞 ・ADKホールディングスで売上を3倍に増加 ・著書『チャートで考えればうまくいく』がアマゾンビジネス部門で1位獲得 ・企業向け研修・ワークショップ実施、キッコーマンやパナソニックなど大手企業支援 ・「ビズクィック」サービスを全国の主要コンビニに導入 |
自己紹介と現在の活動について

まずは、簡単に自己紹介をお願いします。
安藤さん:安藤芳樹です。
現在「オフィス・ミクラス」を代表し、企業向けの支援を行っています。
主に、COO代行、社長の壁打ち、営業強化支援、そして非定型業務に関するコンサルティングを提供しています。



安藤さんの現在の活動について教えていただけますか?
安藤さん:私の活動は、企業の営業力強化や経営戦略のサポートを中心に進めています。
「セブンチャート仕事術」という独自の方法論を使い、経営者や社員が思考を構造化し、効率的に問題解決するお手伝いをしています。
また、企業のニーズに合わせた研修やワークショップも行い、社員の成長を支援しています。
この仕事を選んだ理由



「現在の仕事」を選んだ理由は?
安藤さん:この仕事を選んだ一番の理由は、若手から中堅の人材が成長していく姿を見ることが楽しいからです。
私自身、気持ちとしては「育成」に重きを置いています。
以前、私が指導していた部下たちが、成長の喜びを知って自主的に学び始めたことがありました。
コロナ禍で時間ができた時に、3人の元部下がMBAを取得したのです。
その背景には、私がドラッカーの教えを基にした指導をしてきたことがあり、彼らが自ら目標を立て、成長していく姿は本当に嬉しかったです。
「正しい努力の方法」を伝えることで、人の成長を後押しできることに大きなやりがいを感じています。
得意な支援分野



得意な支援分野について教えていただけますか?
安藤さん:得意な支援分野は、法人営業です。特に、広告や保険など、形のない商材を扱う非定型業務の企業を支援することが得意です。
企業規模は問わず、お客様の頭の中にある漠然とした考えを言語化し、構造化することで、営業活動を効率化するお手伝いをしています。
「これなら誰にも負けない」と思える専門性は?



競合に負けない専門性については、どのようにお考えですか?
安藤さん:誰にも負けない専門性は、「見える化」です。
お客様の頭の中にあるぐちゃぐちゃした思考を、言語化し、チャートにして構造化していくことが私の強みです。
いわゆる「読ませる書類」ではなく、「見てわかる書類」を作成することで、誰もがスムーズに理解できるようになります。
この「見える化」の力を使って、社長や営業マンの話を読み解き、真の原因を見つけ出すことができます。
印象的だった支援事例



これまでで印象に残っているご支援のエピソードはありますか?
安藤さん:ある大手企業の会長から、新規事業の構想を口頭で伺い、それを整理して部下の皆さんに伝えた事例が印象に残っています。
会長の言葉を「見える化」して共有したところ、それが事業のスタート地点となり、5年後には事業規模が230億円にまで成長しました。
あくまで私は事業の「入り口」をサポートしたに過ぎませんが、私の得意とする「言語化」「構造化」「読解力」がお役に立てたことを実感できた事例です。
また、年商800億円の企業が、私の支援を通じて年商1200億円にまで成長した事例もあります。
これも、社長の考えをドラッカーの教えに基づいて整理し、見える化した資料を提供することで、組織全体のコミュニケーションが円滑になり、成果につながった例です。
重視している「関わり方」とは?



成果を出すために、関わり方で意識していることはありますか?
安藤さん:成果を出すために最も重視しているのは、「伴走」と「見える化」です。
ただアドバイスをするだけでなく、常に近くにいて、頭の中の考えを徹底的に「見える化」して差し上げること。
そうすることで、経営者自身の思考も整理され、部下の方々も何をすべきか明確になります。
結果として、コミュニケーションが円滑になり、手戻りの作業や無駄な話し合いが減り、スピード感をもって仕事を進められるようになります。
今後取り組んでいきたいこと



今後取り組んでいきたいことはなんですか?
安藤さん:今後は、AIを活用した支援に力を入れていきたいと考えています。
すべてを手作業でやるのではなく、私の手と脳みそを使うべき本当に重要な部分に集中し、真ん中の作業的な部分はAIに任せて効率化を進めていきたいです。
これは私自身の業務効率化だけでなく、クライアントへの支援においても同様です。
考えの「見える化」の過程にAIを取り入れることで、さらにスピーディーで質の高い支援を提供できると考えています。
支援スタイルを一言で表すと



ご自身の支援スタイルを一言で表すとしたら、どのように表現されますか?
安藤さん:「いつでも可視化」です。
言葉や情報を見て分かる形で整理し、わかりやすく伝えることを大切にしています。
読者へのメッセージ



最後に、読者へのメッセージをお願いします。
安藤さん:私の支援によって、社内の無駄な時間が削減され、制約率が向上する効果を実感しています。
「見える化」というたった一つのことを徹底するだけで、組織の生産性は飛躍的に向上します。
正しい努力の方法を身につけたいとお考えの方は、ぜひご相談ください。